企業1,000社等を対象としたHIV感染者の就労意向アンケート調査

2010.2.22

2月23日(火)午後3時から、福岡市・エルガーラホール会議室1にて、「HIV感染者就労のための協働シンポジウム 福岡報告会」が開催されます。
この報告会の開催に向けて、はばたき九州支部では、九州地区の行政、企業など、様々な団体にコンタクトをとり、参加の呼びかけを行ってきました

そして、マスコミもこの報告会に高い関心を寄せており、2月17日付西日本新聞朝刊の1面に記事が掲載されました。

○西日本新聞平成22年2月17日付朝刊
「HIV感染者の雇用調査 回答企業4%どまり」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/152972

記者が関心を寄せたのはシンポジウム報告会の他に、HIV感染者の就労の実態でした。

はばたきでは、独立行政法人福祉医療機構(高齢者・障害者福祉基金)の助成により、これまで3回HIV感染者就労のための協働シンポジウムを開催してきましたが、このシンポジウムの開催にあたり、企業、行政を対象に、HIV感染者に対する雇用意向の実態を把握するためのアンケート調査を実施しています。

3回目となる今年度は、企業1,000社、行政158団体、独立行政法人99団体を対象に実施しました。

記事には、回答企業が4%にとどまったこと、回答した企業でも雇用に肯定的なのは2割に過ぎないこと等の調査結果が紹介され、HIV感染者に対する社会の根強い偏見、誤解が浮き彫りとなったと指摘されました。

記事中にもありますが、HIVに対する理解度は極めて低く、理解度を深める研修を行っていないという回答が9割となっています。

はばたき福祉事業団では、こうした企業に対し、HIV感染症の基本知識の習得やHIV感染者の就労機会の拡大を目的としたワークショップを開催しています。

関心のある方は、ぜひ事業団までご連絡ください。
なお、ワークショップは無料で行っています

お問合せ先
社会福祉法人 はばたき福祉事業団
Tel:03-5228-1200
Mail:info@habataki.gr.jp

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