HIV感染者就労のための協働シンポジウム2008

2008.10.28

「HIV感染者就労のための協働シンポジウム」

10月27日、東京ステーションコンファレンスにて、「HIV感染者就労のための協働シンポジウム」を開催しました。
前回のシンポジウムはHIV感染当事者を対象に開催しましたが、今回は企業からの参加者を対象に行いました。
日本経済団体連合会のご協力を得て呼びかけた結果、企業からは50名上の参加がありました。

基調講演では、現在のHIV医療について、エイズ治療・研究開発センターの岡慎一センター長から講演があり、HIVに対して漠然とした不安を抱えている企業の方に、「日常生活では感染しない」ことをはっきりと伝えてくださいました。
また、2人の当事者を雇用した経験を企業の方が語ったビデオ上映も、日頃HIV感染者と接する機会のない企業の方には印象深く残ったようです。

セッションでは、身障者手帳を使ってHIV感染者から応募があった場合と、就労中にHIV感染がわかった場合という、実際に十分起こりうる2つの場面を想定したビデオをまず上映し、それに基づいて医療や企業、当事者らが参加して、どのような対応をすればよいのかを議論しました。

特別なことは何もいらないというのが当事者の意見でした。
また、「HIV感染者は働きたいと思っている、HIV感染者のための就職フェアを開催してほしい」と、就労に対して前向きな強いメッセージでセッションは締めくくられました。

 

<<  【助成事業】「HIV感染者就労のため・・・「HIV感染者就労のための協働シンポ・・・  >>