「HIV感染者就労のための協働シンポジウム 福岡報告会」レポート

2009.2.23

「HIV感染者就労のための協働シンポジウム 福岡報告会」レポート

●福岡報告会
日時:2月16日(月)15:00-17:00
会場:株式会社NCB経営情報サービス 第4会議室
        福岡市博多区下川端町2番1号 博多リバレインイーストサイト 博多座・西銀ビル13階

これまでで一番参加者人数が多かった福岡報告会。多くの関心を集めた中で開催されました。

●レポート
ハローワークの武石博統括職業指導官福岡では、HIV感染者のハローワーク経由での求職申し込みに対し企業の採用実績がないなど、厳しい状況のようです。
福岡報告会はこれまでで一番参加者人数が多かったことや、読売新聞にてシンポジウム報告会開催の記事が掲載されるなど、多くの関心を集めた開催となりました。
福岡でのHIV感染者をめぐる就労環境が厳しい中、積極的な取り組みをどのように行っているのか、そしてソーシャルワークの実際として、基本的な解説の他、個別支援をする上での事例などを踏まえ、福岡ならではのきめ細やかな取り組みと今後の課題について各種報告がありました。
(写真右:ハローワークの武石博統括職業指導官)

●プログラム

派遣ソーシャルワーカーの本松由紀さん

【HIV感染者就労のための協働シンポジウム 報告】
関 由起子(HIV感染者就労のための協働シンポジウム委員会 委員長) 
       (埼玉大学教育学部学校保健学講座 准教授)

【HIV感染者の求職活動の実態と課題】
武石 博(ハローワーク福岡中央 職業相談第4部門(障害者担当) 統括職業指導官)

【就労問題とソーシャルワーカー】
本松 由紀(福岡県保険医療介護部 保健衛生課 派遣ソーシャルワーカー)

【情報提供】
永光 達人(株式会社日本教育クリエイト 福岡支社)

【フロア全体】
質疑応答

(写真左:派遣ソーシャルワーカーの本松由紀さん )

■シンポジウムに参加者の声(アンケート自由回答欄より)

質疑応答の様子
  • 一般枠で就活しようと思ってたが、障害者枠での現状を知り、自分でもっと活動しなければならないと感じた。PSWの資格を持っているので、医療機関、福祉関係での就業を考えています。(男性.30代.当事者)
  • 民間企業のHIVに関する理解がまだ乏しいという点(男性.30代.企業関係者)
  • 差別や偏見をなくす人権啓発が必要だと考えます。(女性.60代.医療福祉関係者)
  • 企業の方への報告は目を開かれる思いでした。(男性.50代以上.行政担当者)
  • 一人でもHIV感染者の方が、オープンにして理解していただけるように努力していけるように頑張ってください。保健所として何かお手伝いできますか(性別不明.50代.行政担当者)

(写真右:質疑応答の様子)

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