「HIV感染者就労のための協働シンポジウム 大阪報告会」レポート

2009.2.23

「HIV感染者就労のための協働シンポジウム 大阪報告会」レポート

●大阪報告会
日時:2月2日(月)15:00-17:00
会場:難波御堂筋ホール HALL 8B
        大阪市中央区難波4-2-1 難波御堂筋ビルディング8階

医療者「とにかく、HIV感染が判明したからと言って仕事はやめてはいけない」
行政「企業に対してどのように説明するかが鍵、そのためには担当者がHIVのことをよく知ることが重要」

シンポジウム委員会の関由起子委員長これまで、東京では07年、08年に「HIV感染者就労のための協働シンポジウム」が二回、そして、北は札幌から、名古屋 仙台 広島と、地方報告会が開催されています。
大阪では初の開催となる地方報告会が行われました。

HIV治療の最新情報はどうなっているのか、HIV感染者を理解するとは一体どういうことなのかなど、今、最前線でHIV感染者就労のための支援をしているエキスパートの方々の講演がありました。医療者からは、「とにかく、HIV感染が判明したからと言って仕事はやめてはいけない」、行政からは、「企業に対してどのように説明するかが鍵、そのためには担当者がHIVのことをよく知ることが重要」という発言がありました。
(写真右:シンポジウム委員会の関由起子委員長)

大阪医療センターの白阪琢磨先生また、今回は、(株)日本教育クリエイト 大阪支社の担当者の方から、情報提供として人材派遣など障害者採用を民間としても積極的に働きかけていく旨のお話がありました。

これらの報告や情報提供を受けて、フロア全体では活発な質疑応答が行われました。大阪でもHIV感染者の就労実績やHIVの理解という面での現状は厳しい現状を踏まえ、支援を広げるためのアイデアなど話し合われました。
(写真左:大阪医療センターの白阪琢磨先生)

●プログラム

大阪労働局の米沢正明障害者雇用担当管【HIV感染者就労のための協働シンポジウム 報告】
関 由起子(HIV感染者就労のための協働シンポジウム委員会 委員長、埼玉大学教育学部 准教授)

【医師の立場から見たHIV陽性者の就労について】
白阪 琢磨(独立行政法人国立病院機構大阪医療センター HIV/AIDS先端医療開発センター センター長)

【ハローワークにおける障害者就職の支援】
米沢 正明(大阪労働局 職業対策課 障害者雇用担当官)

【企業からの情報提供】
伊藤 千尋(株式会社日本教育クリエイト 大阪支社)

【フロア全体】
質疑応答

(写真右上:大阪労働局の米沢正明障害者雇用担当管)

 

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